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Webフォントとは?使い方を解説

✅ Webフォントとは?

Webフォント(Web Font) とは、Webサーバーから読み込むことで、ユーザーの環境に依存せず同じフォントを表示できる仕組みです。

従来の「システムフォント」では、ユーザーのパソコンやスマホにインストールされていないフォントは表示できませんでした。
👉 Webフォントなら 誰でも同じフォント体験を共有できる ため、デザイン性の高いサイト作りに欠かせません。


📌 Webフォントのメリット・デメリット

✅ メリット

  • デバイスやOSに依存せず同じ文字デザインを表示できる
  • デザインの自由度が高まる(ブランドサイトやブログに最適)
  • 多言語対応フォントも提供されている

⚠️ デメリット

  • 読み込みに時間がかかる場合がある(ページ速度に影響)
  • 利用条件やライセンスに注意が必要(商用利用不可のフォントもある)

📌 Webフォントの代表的なサービス

1. Google Fonts(無料)

  • 世界で最も利用されているWebフォントサービス
  • 無料で商用利用OK
  • 日本語フォントも利用可能

👉 URL: https://fonts.google.com/

2. Adobe Fonts(有料 / Creative Cloudに含まれる)

  • 高品質なフォントが豊富
  • 商用利用に強い
  • プロ向けに人気

3. 有料フォントサービス(モリサワ、TypeSquareなど)

  • 日本語のデザイン書体に強い
  • 商用サイトや印象的なデザインに最適

📌 Google Fontsの使い方(例)

1. フォントを選ぶ

Google Fonts で好みのフォントを選びます。

2. <link> タグをHTMLに追加

<head>
  <link href="https://fonts.googleapis.com/css2?family=Noto+Sans+JP&display=swap" rel="stylesheet">
</head>

3. CSSで指定

body {
  font-family: 'Noto Sans JP', sans-serif;
}

👉 これで「Noto Sans JP」というフォントが適用されます。


📌 CSSでのフォント指定の基本

p {
  font-family: 'Roboto', 'Noto Sans JP', sans-serif;
  font-size: 16px;
  line-height: 1.6;
}
  • font-family → 優先順位をカンマで区切って指定(Webフォント → 日本語フォント → 代替フォント)
  • font-size → 推奨は px より rem を使用(レスポンシブ対応しやすい)
  • line-height → 1.5〜1.8程度にすると可読性アップ

📌 文字デザインのポイント(タイポグラフィ)

1. 可読性を意識する

  • 本文 → 読みやすいサンセリフ体(例:Noto Sans JP)
  • 見出し → 印象的なフォント(例:Roboto Slab, 明朝体)

2. 行間・文字間の調整

p {
  line-height: 1.8;  /* 行間 */
  letter-spacing: 0.05em;  /* 文字間 */
}

3. 強調とアクセント

.highlight {
  font-weight: bold;
  color: #e74c3c;
}

👉 強調部分に色や太字を使うと読みやすさUP。


📌 Webフォント利用の注意点

  • 表示速度を意識 → 多すぎるフォントを読み込むと遅くなる
  • フォントの読み込み失敗に備える → 代替フォントを必ず指定
  • ライセンス確認 → 無料でも商用利用NGなフォントがある

🎯 まとめ

  • Webフォント は、環境に依存せず美しい文字を表示できる仕組み
  • 初心者は Google Fonts から使うのがおすすめ
  • CSSでは font-family の優先順位を必ず設定する
  • 読みやすさを意識した文字デザイン(タイポグラフィ)が重要

👉 ブログやWebサイトの印象は 文字で決まる と言っても過言ではありません!
まずはGoogle Fontsでお気に入りのフォントを試してみましょう。


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