はじめに
JavaScriptを学び始めるとよく目にする「console.log()」。
でも、こんな疑問を持っていませんか?
「console.log()って何に使うの?」
「エラーを調べるときにどう活用すればいい?」
「他にも便利なconsoleの使い方ってあるの?」
この記事では、初心者でも理解できるように、JavaScriptのconsoleの使い方を徹底解説します!
これを読めば、デバッグ(エラーの確認・修正)がぐっと楽になります💪
JavaScriptの「console」とは?
🔹 「console」はブラウザの開発者ツールのこと
「console(コンソール)」とは、JavaScriptの動作状況やエラー情報を表示するツールのことです。
通常、Webページ上では見えませんが、
ブラウザの開発者ツール(DevTools)を開くことで確認できます。
🔸 開発者ツールの開き方(ショートカット)
| ブラウザ | 開く方法 |
|---|---|
| Google Chrome | F12 または Ctrl + Shift + I(Windows) / Cmd + Option + I(Mac) |
| Firefox | Ctrl + Shift + K |
| Safari | 開発メニュー → コンソールを表示 |
基本中の基本:console.log()の使い方
最もよく使うのが console.log()。
JavaScriptで変数の中身を確認したり、処理が実行されているかをチェックできます。
💡 使い方の例
let name = "Taro";
console.log(name);🖥 出力結果(コンソール上)
Taro✅ よくある使い方
console.log("スクリプトが実行されました!");
console.log("合計:", 10 + 20);
console.log("配列:", [1, 2, 3]);
console.log("オブジェクト:", { name: "Taro", age: 25 });👉 文字列・数値・配列・オブジェクトなど、どんなデータでも確認可能です!
よく使うconsoleメソッド一覧(便利まとめ)
console.log()以外にも、実はたくさんのメソッドがあります👇
| メソッド | 内容 | 使用例 |
|---|---|---|
console.log() | 一般的なログ出力 | console.log("実行"); |
console.warn() | 警告を黄色で表示 | console.warn("注意: 値が未設定です"); |
console.error() | エラーを赤文字で表示 | console.error("エラー発生!"); |
console.info() | 情報を青文字で表示 | console.info("読み込み完了"); |
console.table() | 配列やオブジェクトを表形式で表示 | console.table(users); |
console.clear() | コンソールを一括でクリア | console.clear(); |
console.group() / console.groupEnd() | グループ化して整理 | console.group("User Info"); |
console.table()の活用例(便利すぎる)
配列やオブジェクトを確認するときに便利なのが console.table()!
💡 例:
const users = [
{ name: "Taro", age: 25 },
{ name: "Hanako", age: 22 },
{ name: "Ken", age: 30 },
];
console.table(users);🖥 コンソール出力:
| (index) | name | age |
|---|---|---|
| 0 | Taro | 25 |
| 1 | Hanako | 22 |
| 2 | Ken | 30 |
👉 こんな感じで配列データが見やすい表形式で出力されます!
デバッグに使えるconsoleのテクニック
🧩 1. 条件付きログ出力
let score = 85;
if (score > 80) {
console.log("合格ラインを超えています!");
}→ 条件を満たしたときだけ出力できます。
🧩 2. ログをグループ化する
console.group("ユーザー情報");
console.log("名前: Taro");
console.log("年齢: 25");
console.groupEnd();→ ログをまとめて見やすく整理できます。
🧩 3. console.time()で処理速度を測定
console.time("処理時間");
for (let i = 0; i < 1000000; i++) {
Math.sqrt(i);
}
console.timeEnd("処理時間");🕒 出力結果:
処理時間: 12.34ms→ 処理の実行速度を測るのに便利!
よくある初心者の疑問
❓ Q1. alert()との違いは?
alert()はブラウザ上にポップアップを出す関数ですが、console.log()は開発者だけが確認する用です。
👉 学習中の確認には console.log() を使うのがベスト!
❓ Q2. コンソールに「undefined」と出るのはなぜ?
これは「関数や式が値を返していない」ことを意味します。
エラーではないので、基本的には気にしなくてOKです。
初心者が覚えておくべきconsole活用のコツ
✅ デバッグ=console.log()を活用すること!
✅ consoleを使って「どの部分が実行されているか」を確認する
✅ エラーが出たら赤文字のログをよく読む(原因が書かれている)
✅ 配列・オブジェクトの中身は console.table() で可視化
まとめ:consoleを使いこなせば開発が10倍スムーズに!
JavaScriptを学ぶ上で、consoleは最強の相棒です。
「動かない!」「何が間違ってるの?」というときこそ、
まず console.log() で確認しましょう。
💡 今日のまとめ
consoleはデバッグのためのツールconsole.log()で変数や処理を確認console.table()やconsole.time()など便利な機能も多数- 開発者ツールを使えば、エラーの特定が超スムーズ!